印賀　勝男の今日のねらい目！

　藤山翔大は常にわくわくさせてくれる。今節もここまで、チルト角度を使い分け、伸びだけでなく、コース取りも積極的に動き変幻自在の走りでファンを魅了した。準優９Ｒはチルト０・５度に跳ねて３枠から２コースを奪った。結果は６着ながら見せ場は作った。「今節は（チルト）全ての取り付けで完全Ｖを狙っていました。できなかったけど、頑張ります」とチャレンジ精神は旺盛。まだ、チルト１度は試しておらず、最終日の２走も取り付けから注目だ。

　坪口竜也が最低限のノルマ、優出を決めた。準優９Ｒは３コースから攻め切れず２着。道中、追い上げた足は強めで優勝戦でも胸を張れる。「直線系で、いいレベルの仕上がり。地元で優勝のチャンスはあると思っています」と、大村愛と地の利を生かして、大村初Ｖを目指す。

　佐藤博亮が闘志をぶつける。準優11Ｒは２コースから２着。優勝戦は６枠となった。「行き足系で、スリット過ぎてからは雰囲気がある。スタートはフルダッシュでは行けている」と、勘通りスタートが行ければ、大技があっていい。