印賀　勝男の今日のねらい目！

　真鳥康太に素質開花の兆しがある。10月鳴門一般戦で、チルト２、３度を使い分けて強烈な伸びを付けて、デビュー初優勝を飾った。今節は、凱旋（がいせん）レースとなる。当然、期待は高まる。「起こしもターン回りも良かった。伸びも付きそうな感じがする」と好感触。走り慣れた水面で、一回り成長した姿を披露する。

　渡辺雄一郎の引いた29号機は、前回使用の岡祐臣も動きが良かった。スタート特訓では周囲からも評判だった。「スリット付近は余裕がありそう。握り込みは鈍いけど、進み出したら伸びるって、本当そういう感じだった」と手応えは上々。初日は８Ｒ１枠でしっかり逃げて、後半12Ｒは優勝候補、新田雄史に挑む。

　高山智至が前回Ｖ機をゲット。特訓の動きも力強く、慌てることはなさそうだ。「スリットの足は目立たなかったけど、乗っている感じは力強さを感じた。起こしやターン回り、そのあたりは良さそう。期待したいですね」とトーンも高い。機力の後押しを受けて好発進を狙う。