印賀　勝男の今日のねらい目！

　前検日は強風のためタイム計測のみ行われた。シリーズ戦で最も注目のエンジンは48号機。手にした若狭奈美子は「全く分からない。ペラはこの形で行こうと思っていた形に調整した」。１月からはデビュー初のＡ１級も決まっており発奮材料はある。「いい１年でした。調整はうまくいった気がする」とにっこり。初日２走は全力を尽くす。

　最年少・井上遥妃の30号機も動きのいい１基。前走者の有賀達也は出足を中心にレース足が軽快だった。「乗り心地が柔らかかったし、はじかれる感じがなかったのは良かった」と上々の手応え。初日は６Ｒ６枠で登場。大外から派手にアピールしたい。

　桜本あゆみの44号機は、近況は伸び寄り。前走者の森悠稀も行き足が良すぎてフライングを切った。計測後は「風に負けている感じで、これでは厳しい感じですね」と肩を落とす。初日は中枠２走。自慢のストロングスタイルで魅了する。

　中田夕貴は楽しみなシリーズになりそうだ。相棒の24号機は、前走者の宮崎隆太郎が抜群の伸びを披露。11月に新田雄史が優勝した代物で素性は確か。「ターンできたので悪くはなさそう。微調整でも良さそうですね」と、いきなり結果を出しそうな雰囲気が漂う。