印賀　勝男の今日のねらい目！

　山口裕二が、がっちりと優勝戦の１枠に入った。ここまで来れば、もちろん狙うは優勝しかない。バランスが取れて中堅以上はある。「行き足、回り足、乗りやすさはすごくいい。バランスが取れているけど、◎が付くとしたら出足や回り足ですね。逃げる足はあるので、しっかりスタートを行きたい。あまり熱くならないようにします」と平常心を保つ。優勝戦は進入からもつれ、厳しい戦いになるが、逃げて前節、常滑に続く優勝を決める。

　杉山正樹は準優10Ｒ、インから２着に粘り、何とか優出を決めた。「足はメチャクチャ良かった。スタート遅れたけど、伸び返して先に回れましたからね」と終始笑顔。「仕上がりとしては十分にチャンスはあると思います」となんとも不気味な存在になってきた。優勝戦は５コースのカド想定。当地は23年11月にＶ実績もあり、３連続優出中と水面相性もいい。優勝へ果敢に挑む。

　正木聖賢は３枠で迎えた準優９Ｒは奇襲に出て、インコースを奪い逃げ切った。「日増しに良くなっている。スタートも勘通り」。17年３月芦屋以来のＶを狙う。